何度でも、君を。
第13章 男同士の戦い。
それから一週間、うちと早瀬は一度も口を訊かずに過ごした。
「…仲直りしたら?」
「!!…びっくりさせないでよ!朋子!」
「そんなつもりじゃなかったのー。てかまじやばいよ、あんたら。」
「…え?」
「破局寸前ってとこじゃないかって…みんな噂してっから。」
「嘘っ!…そうなの!?」
「うん。だから女子は狙ってるみたいよ~。」
「…な…なにをっ…。」
「早瀬よ。決まってるじゃない。」
「……そんな…。」
「もう一週間だよ、紗羅。しっかりしな!!」
「…うん。」
…分かってる。
ヤバいことくらい…
分かってるんだけど…
やっぱり…謝るって…すごく勇気いることだしっ………(>_<)
……………ん!?
謝るって…なんでうちが悪いことした事になってんのぉー?!
うちは「された」んだから!
蒼に…
き…
キスを…