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複雑なトライアングル

第3章 ♥一時間目

「では、一時間目の説明をします。
 性教育で初めての授業なのでね。
 その内容がフェラなわけだが…それが
 わかる奴はいるか?」


すると、けっこうな数の人が手をあげた。
私は手をあげなかったけど。


「じゃあ……柊」


知らない人だ………
って違いましたすいません。

時雨くんだった。


「男のを女がくわえるやつですー」


面倒くさそうに言った。

キャーキャー言ってる女子がちらほら。
モテるのか~。ファンが多いのかな?


「まあ、簡単に言うとそういうことだな」


入学試験のときやったやつだ。
素人をちょっと越したかんじだから、
あんまり迷惑かけずに済むと思う。


「じゃあ、今回は隣の奴とヤってもらおうか」


先生はそう言うと、タイマーのボタンを押した。
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