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凍夜

第3章 花



「キャアー!」

真昼のダイアモンド内を女の悲鳴が、響き渡った。

フロントを担当していた店長も腰を抜かした。

エントランスに現れたのは、刃物を持った男だった。

モニターが、小さい為、刃物までは確認できていなかった。

刃物男は、疾風のごとく、廊下を駆け抜け、一階の一番奥のアリサさんの部屋をめざした。

「オイ!」
と、ボーイが、追っかけて止めようとしたが、男は、刃物を振り回しボーイは負傷して倒れた。

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