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凍夜

第3章 花


二度目にレイジを見たのは、ダイアモンドの改装工事の時だった。


ダイアモンドの真ん前に、ベンツを横付けして、左運転席の窓を全開にして携帯を片手に煙草をふかしていた。


直ぐに銀さんが、店の中から出てきてレイジは窓から身を乗り出すようにして二人は話はじめた。

レイジは写真で見るより、線が細くずっと顔が小さかった。

ススキノでも大物の銀さんと同じ目線で話ができるレイジは、ただのホストではないと私は思って見ていた。

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