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ドSメガネ王子☆

第2章 入学式




ぷはっ


と息を吸う。



さっきまであった王子の唇の感触が残っている。

暖かくて、柔らかい感触ー…




「気が変わった。
あんた、俺のこと優しいっていった?」



声がだせる状態ではなく、こくんっと頷く。




ダンッ


壁に追いやられ、私は息を飲む。





「お前がもう、俺に優しい人なんて言えないようにしてやるよ。」






覚悟してろよ。



そう最後に耳元で囁くと王子は
校舎へ、もどっていった。






ドキドキした胸が収まらない。






私はこれからどうなっちゃうんだろう。

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