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新‼経済・世相愚問放談

第61章 多文化共生の欺瞞

『多文化共生』と言う概念が有ります

移民国家等で各民俗の文化を尊重し、宗教や風習等をお互いに尊重し合おうと言う考え方ですね

オーストラリアやアメリカなどの移民国家では、常識化されている概念です

この概念が機能しないと、移民国家は体裁を整えられません

お互いがお互いの文化や宗教を批判しあえば、内乱やテロが多発するノミです

中国がいい例で有りましょう

モンゴル・チベット・トルキスタンの文化や宗教を尊重せず、弾圧するものですから、内乱やテロが多発しており、年間600万件もの暴動が起きております

そんな中国も、【唐】の時代や【清】の時代には多民族の文化や宗教に干渉せず、それぞれの地域に完全な自治権を与えて政治介入も殆どしなかった事から、結構平和にやっていた見たいです

さて、ここまでの論説でお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、『多文化共生』とは、飽くまで【文化】や【宗教】等に干渉しない事が基本概念で有り、日本に於ける『多文化共生』の概念とは基本的に違います

日本に於ける『多文化共生』とは、それぞれの民俗の文化や宗教を尊重する事では無く、日本人に外国人移民が、自民族のやり方を押し付ける事に成ってしまっています

実はこの問題は、何も日本に限った事では有りません

イギリスやフランスやスウェーデン等でも起きています

特にフランスでは数年前中国人移民が暴動を起こし、大問題に発展し、移民排斥運動が激化

移民排斥を訴える政党が勢力を伸ばしています

更に中国人移民を皮肉った映画『宇宙人王さんとの遭遇』が公開される等、フランスは移民排斥に動いております

因みに『宇宙人王さんとの遭遇』のあらすじは、中国語しか話せない宇宙人がフランスに不時着し、フランス警察に拘束されます

そこにフランスの人権団体が、宇宙人の釈放を求めて『宇宙人の人権が〜!!』とやり始め、とうとう宇宙人を釈放してしまいます

釈放された宇宙人の王さんは、仲間の宇宙人を呼び寄せ、フランスを灰燼に帰して占領して仕舞います

呆然とするフランス人権団体の女性に王さんは「馬鹿な奴だなお前は」と捨て台詞を吐きます

見事に移民問題の本質をついた作品だとお思います

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