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新‼経済・世相愚問放談

第33章 地方創世・・・やる気あるの?

>「(国が配分する)地方交付税で補う措置を確実に講じてほしい」(全国市長会の森民夫会長)。地方側からは早速、こうした声も上がり始めた。

与党内では当初から「財政が苦しいのに財政出動頼みの地方創生は厳しい」(閣僚経験者)との声があった。一方で中途半端な施策ではアベノミクスの「看板倒れ」との批判を招きかねない。首相官邸や石破氏は年末まで財務省や各省、地方との難しい調整を迫られる。


いやはや、政府のやる気が全く感じられませんね・・・

先程の記事のこの部分

※全国の自治体は都道府県と市区町村を合わせて約1800。単純にいえば、1自治体あたり1億円にも満たない計算だ。全国知事会の山田啓二会長(京都府知事)は「国の全面支援を期待していた地方側としては非常に不満だ」と訴える。

地方自治体にしてみれば、 「たったの一億で何が出来ると?」
てなもんでしょう

高校生に小遣い1000円あげる様な物です

無いよりましですが、本当に中途半端です

これで石破氏は、地方自治体に競争原理を持ち込み、あまつさえ『地方間に格差が出来る?それは致し方無い』などと言って居るのだから、経済音痴も極まれりです

ろくにインフラ整備費用も拠出せず、過疎化や農業中心地域の実情も考えず、『地域間格差は致し方無い』では有りません

田中角栄氏の『日本列島改造論・国土の均衡有る発展』の方が、完全に正しいのです

地域間格差を放置、若しくは拡大すれば、日本の災害に対する安全保証や農業離職による食料安全保証、離島の国境海域の安全保証が確実に脆弱化致します

だから田中角栄氏は『日本列島改造論』を進めたのです

日経の記事の様に、『予算が~‼』『破綻が~‼』と財務省の言いなりに成っている限り、日本は経済回復しないばかりか、どんどん弱体化して行きます

地方にしろインフラ整備をする債務は『建設国債』で60年とか掛けて返済する物で、政府支出の不足に充てる『赤字国債』では無いのです

しかも、0金利政策で、金利が滅茶苦茶安いのだから、将来の生産年齢人口縮小によるインフレギャップに備えて、ガンガンインフラ整備をやるべきなのです

建設国債が返し終わる頃には、少子化も解消している事でしょう

正しく地方創世すればですが・・・

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