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不良に良好

第1章 1




先生の風当たりがヒドイのにはとっくに慣れた。

先生だけじゃない、周りのやつらからのも。

でも諦めはついている。

期待はしてない。

これからする気もない。

「さやまようたー」



シーンと、静かになった。


突然の静寂に先生も「アレ?」といった様子だ。

欠席の連絡が通ってなかった、とかだろ。

さっさと進めて…


「さやま?欠席か?」


「あっ…は、はい、すみませ…」


昨日の眼鏡の人だった。



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