
不良に良好
第7章 7
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となりから夕夜くんの寝息が聞こえ始めて、
僕はやっと落ち着いてきた。
…いや、ちがう、大ウソだ。
じつはまだ心臓がドクドクいってる。
この今の僕の状況があまりにありえなくて、とてもびっくりで、体がバクハツしてしまいそうだった。
もっとも…
こんなところでバクハツなんかしたら
夕夜くんを困らせてしまうけど…
…ああ!バカ、バカ!
お風呂で気絶とかすごくカッコ悪い!
それに、また…助けてもらってしまった。
また助けてくれた。
夕夜くんは。
男の着替えなんて、夕夜くんは嫌に違いないのに。
こんなにやさしい人に、
僕は、
どうして僕は…
