テキストサイズ

不良に良好

第7章 7



===========================



となりから夕夜くんの寝息が聞こえ始めて、
僕はやっと落ち着いてきた。



…いや、ちがう、大ウソだ。
じつはまだ心臓がドクドクいってる。



この今の僕の状況があまりにありえなくて、とてもびっくりで、体がバクハツしてしまいそうだった。



もっとも…
こんなところでバクハツなんかしたら
夕夜くんを困らせてしまうけど…



…ああ!バカ、バカ!
お風呂で気絶とかすごくカッコ悪い!



それに、また…助けてもらってしまった。
また助けてくれた。
夕夜くんは。


男の着替えなんて、夕夜くんは嫌に違いないのに。

こんなにやさしい人に、
僕は、


どうして僕は…















ストーリーメニュー

TOPTOPへ