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ネムリヒメ.

第12章 アイスクリームシンドローム.





「ん…キモチい!?」


彼は腰を揺らしながらアタシの身につけているルームウェアを捲りあげると、露になった胸を両手でよせチロチロと胸の突起を舌で煽りだす


「んやっ!!」

「ちーちゃんさ、初めて会った時から思ってたけど…」

「はぁっ…」


クチュン…


「見かけによらずイイカラダ…」


ピチャッ…


「んんっ」


聖くんは胸を舌で煽りながら時おり歯をたて、片手で背中に線を描くように指を這わす


すると急に彼が動きを緩やかにして、そっと触れるだけのキスをするとアタシの頬に手を添えた


「ちーちゃん…」

「……!?」


彼の声に息を弾ませたまま見つめ返す

綺麗な丸アーモンド型の目がアタシを見つめる


「雅はああ言ったけど…」


「っえ…」



「オレは…ちーちゃんが楓くんの妹だからって優しくしてるつもりはないから…」



「っ…聖…くん…!?」



ああ…そっか…


『楓さんの妹だからって甘やかしてじゃねーよ!!』

今朝ダイニングで雅くんが吐いた言葉が頭を過る



彼が腕を伸ばしてアタシの髪に触れ引き寄せる

目の前に映る彼のまっすぐなまなざし



「"楓くんの妹"なんて…」


あ…


胸がキシリと軋む様な音をたてる




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