テキストサイズ

ネムリヒメ.

第12章 アイスクリームシンドローム.





「イッちゃったの…!?」


腰を動かさず、唇を親指の腹で撫でながら微笑む彼


「んや、っあ」


そんな彼をアタシはキュウキュウと締め付けている


『っ…聖!! あとでただじゃおかねーからな!!』


「くたばれ…バカ」



バンっ…!!


雅くんの怒鳴り声に続いて扉を強く蹴飛ばすような音が聞こえた





「あーやだやだ、バカには困る…ね、ちーちゃん」


彼がにっこり微笑んだのもつかの間…


「声出していいよ…」


「んやっあ、ッ…ぁあ…はっ」


ギラギラと瞳を揺らしながら彼が腰を打ち付ける聖くん


「ホントやらしぃ…」

「あっ…あっ…」


彼が腰を沈めるたび目の前が白く霞んで、吐息と甘い声が止まらなくなる


彼の身につけたままのシャツの袖をギュッと掴むと、聖くんはアタシと繋がったままカラダの反転させ、アタシを自分の上に座らせた


「やっ!! んんっ…」


自分の重みでより深いところまで彼の熱が届いて、ゾクゾクと腰から上に鳥肌がたつ







ストーリーメニュー

TOPTOPへ