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ネムリヒメ.

第2章 目覚め.





ひとりは、金色にダークブラウンのメッシュが入ったサラサラの髪に

瞳には青いコンタクトが入っていて

爽やかでオシャレなカンジの彼



もうひとりは、フワッとカールがかった栗色の髪に

知的だけど無邪気で独特な雰囲気をもった彼だった




驚くのは当たり前だ


乱れまくったベッドの上で

裸のまま泣きじゃくるアタシを抱いている渚くん


なにがあったかなんて 誰がみても一目瞭然だと思う


アタシはチラリと彼らをみると

露になっている肌にキュッとシーツを引き寄せた



アタシと渚くんのコトを交互に見るふたり



「「…っ」」



…………





そして、沈黙が少しのあいだ部屋を満たした






「…おい」



しかし渚くんの声に、彼の顔を見たとたんふたりの表情が変わる





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