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お嬢様♡レッスン

第5章 オフの執事達Ⅰ

「まさか!執事だぜ?御主人様相手にそんな邪な…」

「ふむ。無いとは言えませんね…」

「でしょ?だって考えてもみてよ。俺達、正々堂々とお嬢様にエッチな事して良いんだよ?あの人経験豊富そうだし…」

「あの純心そうなお嬢様だったら、コロッと転んで仕舞うかも知れない、と?」

「そうそう」

「そうだとしても、それなら優秀な血が入るんだから、東乃宮家も安泰って事だし、いい事だろ?」

「確かにあの方は優秀な方ですよね…」

「それは俺も認めるけども…お前等それで良い訳?」

「良いも何もお嬢様本人が決める事だろ?」

「うっ!それは正論」

「俺達が考えるべきなのは、東乃宮家にとって何がベストな事なのか、それだけだろ?」

「それも正論」

「けど…」

「お?リク君。何だね?言ってみなさい」

「俺達が…一番に考えるべきなのは東乃宮家じゃなくて『お嬢様の幸せ』なんじゃないっすか?」

「確かにそうかも…」

「リクってば一番若いのに、本質見抜いてるんだね」

「そんな事ないっす。唯、そう思っただけっす」

「って言うかリクのその話し方も何とかしないとね!」

「駄目っすか?」

「駄目だね」

「うん。マコ兄より酷いよね」

「何処でそんな言葉覚えたの?」

「大学の倶楽部っす」

「え!あの大学、有名所のご子息、ご令嬢が通う学校じゃなかった?」

「そうっす。先輩方は遊びで使ってるっす。俺、何か抜けなくなっちゃったんすよねぇ…」

「はぁ…俺達の前だけにしておきなよ?」

「うっす!」

「さて、そろそろ寝るか?」

「そうだね、明日も早いし、ね!」

「お休み~」

挨拶を交わし各自部屋に戻る。

皆、明日の業務を確認しそれぞれの想いを胸に眠りに就くのであった。

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