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sugar-holic

第3章 顔合わせ

それから何社か回って、会社に戻ると

「課長!!お疲れ様です」

遥ちゃんが声をかけてきた。

「ありがとー。何か変わったことは?」

「特には。…ただ…」

口を濁し、目線だけ私のデスクに走らせた。

私もそれを追い…納得する。

朝、出掛ける前には無かった書類が、山積みになってる…!!

「分かった。やります」

「お願いします。…何か飲まれます?」

「じゃあ、コーヒーお願い。ミルクと砂糖入れて」

「はい」

遥ちゃんがコーヒーを淹れてくれる間に、ざっと書類に目を通す。

仕入、売上、各種伝票のチェックに、伝達事項の回覧書類、企画書に発案書…

これ全部、目を通して内容を頭に叩き込まなきゃならないのか…。

支店って、キビシイ…!!!

ふう、とため息をつくと、遥ちゃんがコーヒーを持ってきてくれた。

「課長、どうぞ」

「ありがとー、遥ちゃん」

一口飲んで、笑みを浮かべる。

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