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「最近五星組って組織が頭角をあらわしはじめている。」

「ごせいぐみ？」

「まあ、通称だけどな。正式な名前は誰も知らない。唯一わかっているのが5人で活動してる、ってことだけだから、そこからきてるんだと思う。」

「で、その組織が何？」

「そいつらの名前が急に出てきたのにはもちろん理由がある。」

俺らの場合は必ずターゲットをとらえ、警察に突き出す、というところが理由だった、って赤西は言ってた。

それまでにそんなことする組織がなかったから。

「こいつらは表向きは人探し専門の探偵をしてる。」

表向きは。

裏の顔があるってこと。

「裏では闇社会の組織相手に探偵をしてるんだ。」

「それだけ？」

「お前、不思議じゃねえの？」

「何が？」