無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「じゃあ、帰りは聖１人？」

「いや、寄り道するから・・・まあでも、人間は俺１人だな。」

「送って！って言ったら送ってくれる？」

「いやいや、いきなりすぎだろ。」

「だってここ、家から微妙な距離なんだもん。それに聖、帰り道じゃん。ダメ？」

「お前、こっちの話聞いてた？」

「え？でも人は聖だけなんでしょ？この車大きいし、大丈夫だと思うんだけど。」

「うーん・・・たしかにそうだけど・・・。」

「ね！お願い！」

「じゃあ、お前、俺が帰ってくるまでに買い物済ませてここに来い。そしたら乗っけてってやる。でも、俺より遅かったら先に帰るからな。」

「ありがと！さすが聖！」

聖ってホント、こういうところ優しい。

なんだかんだで俺の言うこと聞いてくれたってことだもん。

急げば絶対間に合うし。