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第3章 Wednesday

とりあえず言われてたものは全部買い終わった。

急いで車に戻る。

「なんだ、いないじゃん。余裕~♪」

「ばーか。ギリギリだっつーの。」

「うわっ!」

俺の後ろには聖がいた。

「ギリギリでもセーフでしょ?」

「ま、約束だしな。助手席でいいか?」

「はーい。」

でも、きっと聖のことだから俺のこと待っててくれたんだろうなー。

お返しじゃないけど、ちゃんと教えてあげなきゃ。

「聖?」

「ん?」

「何か、変な人いなかった?」

「は?」

「いや、聖と別れたあとにさ・・・」

その人のしゃべった声も、聞こえた心の声も全部教えた。

車を運転しながらだけど、聖も真剣に聞いてくれた。

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