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切愛

第5章 アメジスト

石はもう決めている。梨子が大好きなアメジスト。



アメジストの指輪は沢山あったが、エンゲージリングにするには安すぎる物ばかりで、なかなか決められずにいると…

「何かお探しですか?」

若い男性の店員が龍馬に声をかけた。



龍馬「えっと、アメジストの指輪探してるんですけど」

店員「プレゼントですか?」

龍馬「はい」

店員「こちらにある物以外もあるので、ご覧になりますか?」


エンゲージリングを探していると言ったら、お勧めの指輪を見せてもらった。

そのアメジストは、普通のアメジストよりも青い色をしている。

店員「このアメジスト、珍しいんですよ。」



シンプルだし、値段も高いし、これがいいと思った龍馬は、その指輪を買う事にした。

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