テキストサイズ

硝子のルージュ

第4章 #4 レイナとの関係~出会い~

マネージャーはタクシーの運転手に行き先を告げた。


どうやら千種の住んでるアパートらしい。


「明日はゆっくり休んでいいから」


「……すみません」


秀頼の言葉に申し訳ない気持ちがいっぱいだった。


千種の左手に何かを握らせて店へ戻った。


「大丈夫かねぇ」

「大丈夫ですよ。俺だって最初は似たようなことかなりしましたから」

マネージャーが不安げに話すと、客と話している穂積を見て小さく笑った。


ホストになって間もない頃、秀頼は飲めない酒飲んで吐いたりするのは日常茶飯事で、病院行ってからホストの仕事っていうこともやっていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ