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硝子のルージュ

第1章 #1 甘い生活

この日、千種は窓口業務担当になった。


鳴海は案内係。


夏休みに入って間もないせいか親子連れの姿がかなり目立つ。

鳴海のところにも時間やのりばを聞いてくる人が後を絶たない。


「星崎さん、休憩まだでしょ?休憩行って来ていいよ」


「すみません。ありがとうございます」


深々と一礼して鳴海は急ぎ足で休憩へ向かった。

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