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残飯ガール

第1章 食べ物を粗末にしちゃいけません!

だけど男子はキョロキョロと回りを気にすると、せっかく貰ったお弁当を焼却炉に……


「もったいない!!」


思わず叫んでしまったあたし。


あたしがいる場所は二階の教室だから、もちろん彼にも丸聞こえで……



捨てるとこを見られた?と思った彼は、ばつが悪そうにその場を去った。



「なんてこと……」


食べ物を粗末にするなんて許さない!!



気づいたらあたしの足は走り出していた。



「え、奈々子、どこ行くん……」


理紗ちゃんの声も聞こえない。

本当に腹が立って仕方なかった。


食べれないなら受けとるべきじゃないよね!!
女の子たちの好意を無駄にして……



許さないんだからぁぁぁぁぁぁ!!




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