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残飯ガール

第6章 甘い初体験

「あっ……でもこれって、久我くんのお昼ごはんだったんじゃ?」


食べてから気づくなんて、あたしバカ!?


「大丈夫、綾の弁当食べたから」

「……」


それを聞いてまたモヤモヤする。


そっか、今日も綾さんのお弁当食べたんだ……


やっぱ久我くんって綾さんのこと好きだよね。

でも綾さんは瀬戸くんのことが好きだから、あたしと同じ叶わない恋なんだ……



「なあ、細野。ちょっといいか?」


「へ?」



急に真面目な顔して久我くんがあたしを見てきたから動揺した。



「その、急なんだけどさ……」


「うん?」


「……うちでバイトしてみねぇ?」


「バイト!?」



急に何を言い出すかと思ったら……



「俺んち、実は弁当屋なんだ」


「!!」


「今まで働いてたパートさんが辞めて人手不足らしくてさ、バイト探してるんだ。売れ残った弁当は持って帰れるから、細野が適任かと思って」


「やるやるやる!!」



売れ残った弁当は貰えると聞いて、あたしは即返事をした。



「即答かよ。ま、食い付くだろうなとは思ったけど」



クックックと久我くんが笑うと、



「久我、焼きそばパンで奈々子を釣ったわね」


理紗ちゃんがニヤニヤしながら言った。



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