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誰かお願いつかまえて

第6章 ペットでもいいから



「おはようございます」

俺が入っていくと隣のデスクの幸村とそこに来ていた南が振り向く。


『おはよう、川端』


「おはようございます!川端さん、見てください!幸村さんのショート!!かっこよさに磨きがかかりましたよね!?」


「…さらに女っ気なくなってんじゃねーの?」


「そんな事言うなんてひどいです!!」


素直に褒められる南が羨ましかった。


『……何かあった?』


なんでお前に心配されなきゃいけないんだよ…


「何も?」


『怒って、ない?』


「何に怒るんだよ?」

『…なら、いいけど』


俺の様子に何か変なところがあったのか、心配そうな目を向けられた。




「おはようございます」


「岡崎さんおはようございます!」

『…おはようございます』

「おはようございます」





岡崎さん――――






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