無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

――無事に契約を取りつけてきたはいいが。

担当者の男は幸村のことしか見ていなかった。正面で話してる岡崎さんを無視して、全部幸村に聞くのだ。

しかも、今後も聞きたいことは幸村に聞くと言い出した。つまり、俺と岡崎さんはいらない、と。


(絶対幸村には行かせねー…)

何をされるか分かったもんじゃないし、アイツは警戒なんてするはずないからな。


それを証拠に幸村は自分がちゃんとできたのか不安なようで。


(そこじゃなくて、自分の身を案じろよ！)


まぁ内容も良かったから契約とれたんだし、自信持っていいと思うけど。



それより俺は、早く写真を見てもらいたい！！！




って、浮かれてたらナルシスト認定されたけど……



俺が自分の写真を見たいんじゃなくて、幸村に見てもらいたいんだよ！

岡崎さんも分かってるくせに……