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先生…お願い。早く治して・・・

第9章 やっぱり、一人って不安

綾は一人、ICUの天井を ぼーっと眺めていた。

やっぱり今日だけ付き添って貰えば良かったかな〜


強がって無理やり帰らせた事を、今更ながらちょっと後悔。




はぁ〜
にしても今日は散々だったな…、、
左腕は包帯でぐるぐる巻きだし…
右手は点滴で繋がってるし…

両手使えないし…
宮田も帰っちゃったし…




こんな状態でトイレとか行きたくなっちゃったら、どうすればいいのよ…

ってか、トイレ、、、、、



行ってない…私…



どうして?水飲んでないから?
でも点滴してるよ…



頭の中はぐるぐる考える。。


なんで、なんで、なんで???


考えても、私の頭じゃ………。。






どうして〜!!っと、
唯一自由に動かせる足をバタバタ動かした時、



‘あれっ?!!'

なんかスカスカする…。

私、ズボンとか履いて……ない…の?


えっ?!えっ?!えっーーーー!!


もう、軽くパニック状態…。



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