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先生…お願い。早く治して・・・

第9章 やっぱり、一人って不安

“ 後でまた来るからね。何かあったら遠慮せずに呼ぶんだよ”
石川はニコっと笑い2人を残しICUを出た。

『ねぇ〜、そういえば、パパはもう知ってるの?』


「はい。石川先生自らご連絡を取られました」


『………そうなんだ〜、なんか言ってた?』


「命に別状なくて良かった…と、後は石川先生に託す…と。」

『そっか…。』

「お嬢様、、寂しいですか?」

『ん〜ん〜、全然寂しくないよっ!』

そう言って、微笑んだ顔はどこか寂しそうだった。


宮田は、こんな状況でも強がっている綾を見て、
どんな事があっても守る…
そう心から思っていた……。





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