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先生…お願い。早く治して・・・

第2章 運命を変えた朝

トントン。。


「お嬢様? お時間ですよ。。」




-------。。。。。。






トントン。。

「お嬢様? 入りますよ??」




そう言って、私の部屋に入ってきたのは
執事: 宮田 慶次(32才)
世界中を飛び回っている両親に変わり、
小さい頃から私のお世話をしてくれる執事。
綺麗な顔立ちで、背も高く、これぞイケメンと言うのだろう。
冷静沈着で、なんでもスマートにこなしてしまう宮田はメイド達の中でも人気だ。
執事として働いてはいるが、宮田の学歴は異色だ。
とある有名大学の医学部を卒業し、医師免許も持っているスーパーエリート。



私も時々そんな宮田にはドキっとさせらる事も多々。
でも、こんなガキンチョの私なんか相手にしてくれるわけがない。





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ここはリビングかと見間違えるほどに広い部屋。
真っ白なその部屋は綾の寝室だ


広い庭を見渡せる大きな窓ぎわに綾のベットがある




宮田はベットの側に立ち、

「お嬢様、早く起きないと学校に遅れますよ!」


ちょっと飽きれ顔で私の顔を覗き込む。





私は布団から顔を出し、ちょっとダルそうに

『ん〜、、

分かってるよ〜、、分かってるけど…

ゲホッ・ゲホッ…』



「お嬢様?大丈夫ですか?
どこか具合でも???」



『ゲホッ…』



咳込む綾に



「ちょっと失礼。」


そう言って宮田はそっと綾の額に手を当てた。


「お、お嬢様、、?!!

熱があるじゃありませんか。

具合は悪くありませんか?
頭は?お腹は?

痛くありませんか?」














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