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先生…お願い。早く治して・・・

第14章 涙の告白

階段を登り、2人は屋上へと出る扉へと着いた。

「よ〜し着いた!大丈夫かい?」優しく微笑む



『うん』



「良かった。じゃあ、目…瞑って!!」



『えっ?!』




「ほ〜ら早く、目瞑って!
僕がいいよって言うまで開けちゃダメだよ!」





『う、うん…』
ちょっと戸惑いながらも言われた通り目を閉じた。



先生は扉を開けると私の肩に腕を回し、


「さっ、このまま真っ直ぐ進むよ。」


そう言うと、ゆっくりと歩き始めた。




室内とは違い、冷やっとした空気が流れていた………




しばらく歩くと先生の足が止まった。



対して歩いてないのだろうが、目を閉じている分長く感じられた。




「よし。着いた!上むいて、ゆっくり目開けてごらん!」





私は言われた通り、ゆっくりと目を開けた。




『………………?!!!』


声が出なかった。


そこには今まで見た事も無い、無数の星が輝いていた。



そんな私に、少し誇らしげに先生は

「どお?」と尋ねた



『凄いっ!!凄いよ!先生!!』

あまりの凄さに、興奮していた。


「だろ〜?!」
先生も嬉しそうだった。






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