テキストサイズ

FUTURE★DIARY〜未来日記〜

第3章 壊れていく心

ーーー教室のドアの前に辿り着いて、一度立ち止まってしまう。





ここに来ると、いつもそうだ。



あの地獄のような風景を、嫌でも思い出してしまう。



目をギュッと強く瞑って、深く深呼吸。





大丈夫……。


私には両親がついてる……。 



家族写真を両手で包み込むように握り締めて。




私は思い切ってドアを開けた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ