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遠ざかっていくファンを眺めてから掃除場所を探す。
「響希くんってあんなにモテたんやなぁ…まぁきっと制服系容姿端麗男子ってとこなんやろうけど、ファンクラブが出来てるのは初耳やわぁ。」
透真が驚きすぎていつものテンションが消えているため話を取り持とうとする。
「僕も出来てるのつい最近知ったよ〜。美琴と僕が普通に話しているのを見て気絶した子が出来てから表でバンバンやるようになったからねぇ〜。」
「響希の家があぁだからわざわざ入ってる人もいる…いや、この話はいいや。せっかくあたしら揃ってるんだし絵里も呼びに行こうぜ。」
どうやら歩いている方向が一年フロアだと思ったらささみが最初から予定していたらしい。
今年の一年のクラスは一クラスしかない。(因み２年は4クラス。、3年は3クラス)
迷わず行けると思って廊下を歩いていると、絵里が他の生徒と話していた。