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「なんや怒られるかと思ったやん！じゃあそろそろ幕閉じ…あ、とーさん！」
マイクを渡してくれとの合図が出た。
「えー、今日はライブにお越しいただきありがとうございました。今回は常連さんだけでなく彼らが通う学校の人達も呼ばせてもらい披露させてもらいました。改めて大きな拍手をどうかお願いします！」
お客さんから大きな拍手が私たちに向けられる。
みんなが笑顔で嬉しかった。
「あ、そういえばバンド名を聞いていなかったなぁ、なんて言うんだい？」
「ど、どうしましょう？私たち決めるどころか考えてすらいませんでしたよ！」
5人で悩み出す。
…思い浮かばん。
「その…じっくり決めたいので、次のライブにみなさんにお伝えしたいと思います〜♪ごめんなさい〜♪」
響希くんがうまくまとめてくれて、最後はいい盛り上がりで終わる事が出来た。

その夜、みんなでうちの部屋に集まる事にした。
「…黄色ばっかだな。」
「だって黄色好きなんやもん♡そういうささみはピンクばっかなんやろ？」
集まったのは他でもない。バンド名を決めるためである。