Transcribe the Imagination
第15章 *Kiss here and there
相葉先輩の家は、アパートの二階。
階段が脆くてビクビクしてた。
そしたら、相葉先輩がおいで、と言ったから
歩いて行ってみるとヒョイっと持ち上げられた。
「へ!?」
「二宮くん、やっぱ軽いね」
優しく微笑みかけられて、
何も言えなくなってしまった。
「はい、どーぞ」
「お邪魔します…」
相葉先輩の家はピカピカで、
入ったらいけないような感じがした。
「二宮くん」
「あ、はい」
リビングの床に座らされた。
「二宮くん、俺のこと覚えてる?」
「へ?覚えてるっていうか…」
今、目の前にいるし…。
「二宮くん、高校見学来たよね」
「あぁ…」
確か、今の高校も見学はしてた。
「その時、二宮くんが空から降ってきたんだよ」
「え?お、俺が?」
「そう」
そんなこと、あったっけ…。
「覚えてない?階段から落ちたの」
「あ、覚えてます」
友人とはぐれて、知らない校舎を走り回って
何もないとこで躓いて…
「た、助けてくれた、先輩?」
階段が脆くてビクビクしてた。
そしたら、相葉先輩がおいで、と言ったから
歩いて行ってみるとヒョイっと持ち上げられた。
「へ!?」
「二宮くん、やっぱ軽いね」
優しく微笑みかけられて、
何も言えなくなってしまった。
「はい、どーぞ」
「お邪魔します…」
相葉先輩の家はピカピカで、
入ったらいけないような感じがした。
「二宮くん」
「あ、はい」
リビングの床に座らされた。
「二宮くん、俺のこと覚えてる?」
「へ?覚えてるっていうか…」
今、目の前にいるし…。
「二宮くん、高校見学来たよね」
「あぁ…」
確か、今の高校も見学はしてた。
「その時、二宮くんが空から降ってきたんだよ」
「え?お、俺が?」
「そう」
そんなこと、あったっけ…。
「覚えてない?階段から落ちたの」
「あ、覚えてます」
友人とはぐれて、知らない校舎を走り回って
何もないとこで躓いて…
「た、助けてくれた、先輩?」