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Transcribe the Imagination

第15章 *Kiss here and there

「う、うわぁああ!」

親友の智とはぐれてしまい、
探し回っていたら躓いて空を飛んでいた。

ずってーん!

「いたたた……く、な…」

俺の下に敷かれてる高校の制服を着ている人。

「うぇおぉ!ごめん、なさい!!」

急いでどいて、謝る。

「いや…大丈夫だけど」

立ち上がった先輩が、
俺に手を差し出してくれた。

「あ、ありがとうございます」
「ちゃんと、ゴミ払って、ね?」

微笑った先輩。

「はぐれたの?」
「はい…はぐれました……」

俺が困っているかのように見えたのか、
一緒に探す、と言ってくれた。

―――――

「あ、あれ相葉先輩だったんですか!?」
「うん」
「あ、ありがとうございました」

頭を下げる。

「ううん、お礼を言わなきゃいけないのは俺の方なんだよ」
「へ?」

「俺はね、二宮くんに会ってからずっと二宮くんに惚れてたんだよ」
「ええ!?」

うっそだー。
あの出会いで!?

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