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Transcribe the Imagination

第24章 *Perfect Mate

「違う!俺は、和也しか愛してない!」
「嘘だっ」
「本当だ!だから、だから……」

潤さんの言葉が止まる。
……髪、ボサボサだな…。

いつも俺が乾かしてあげてるのに、
俺がいないと乾かしも出来ないの?

目も赤いな…。
寝てなかったのかな……。

いつも昼寝してるのに。

「一緒に出張に行こう!」
「……え?」
「いや、えっと…その……」

潤さんが言葉を探し始めた。
不器用なのに、無理しちゃって…。

「潤さんは、俺のこと愛してる?」
「あったりまえだろ、愛してる」

目がとても真っ直ぐで、
キラキラ輝いてる。

あぁ、この目好きだな……。

「浮気は?」
「するはずないだろ、和也がいるのに」

ポンポンと頭を撫でてくれた。

「お布団大好きな俺なのに……」

どうして、愛してくれるの?

「それも含めて好きなんだよ」

今度は、ギュッと抱き締められる。

「本当?」
「嘘なんて、つかないよ」

優しい匂いにしがみついた。

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