Transcribe the Imagination
第24章 *Perfect Mate
「……嫌だ」
「いつまで拗ねてるの」
「そうだよ、和君」
二人に帰れって何度も促される。
「だって、潤さん浮気してるんだもん」
「それ、確証あんの?」
「へ?」
確証?
「ないな、その顔」
兄ちゃんに図星を突かれた。
「ほら、帰れ」
「バイバイ、和君」
「え、あ、ちょ、兄ちゃん!」
―――――
締め出されたので、
潤さんの家へ帰ることにした。
携帯、家に置きっぱだったな…。
潤さん、明日から出張だし、
会うのは今日だけだから大丈夫か。
寝たフリしとけば、凌げるかな。
「はっ!お布団!」
ベッドメイキングするの忘れてた!
急いで家に駆け出す。
ガチャ。
「ただいま!!」
「和也!」
「あれ?潤さん、仕事は?」
聞きながら、寝室へと歩いていく。
「出張前だから、休みもらって……」
俺を追いかけてくる潤さん。
「ああ、お布団…お布団が……」
ふわふわじゃない!!!
「和也、あの―」
「潤さんは俺よりも大人で、俺よりも料理が上手で、俺よりも愛する人がいて……いいね」
もう、
潤さんが俺を愛してくれてるのかわからない。
「潤さん、本当にバイバイだね」
「和也、違うんだよ」
「違う?俺よりも愛する人がいるのに?」
潤さんが傷付く言葉を、
嫌なのにどんどん放っていく。
「いつまで拗ねてるの」
「そうだよ、和君」
二人に帰れって何度も促される。
「だって、潤さん浮気してるんだもん」
「それ、確証あんの?」
「へ?」
確証?
「ないな、その顔」
兄ちゃんに図星を突かれた。
「ほら、帰れ」
「バイバイ、和君」
「え、あ、ちょ、兄ちゃん!」
―――――
締め出されたので、
潤さんの家へ帰ることにした。
携帯、家に置きっぱだったな…。
潤さん、明日から出張だし、
会うのは今日だけだから大丈夫か。
寝たフリしとけば、凌げるかな。
「はっ!お布団!」
ベッドメイキングするの忘れてた!
急いで家に駆け出す。
ガチャ。
「ただいま!!」
「和也!」
「あれ?潤さん、仕事は?」
聞きながら、寝室へと歩いていく。
「出張前だから、休みもらって……」
俺を追いかけてくる潤さん。
「ああ、お布団…お布団が……」
ふわふわじゃない!!!
「和也、あの―」
「潤さんは俺よりも大人で、俺よりも料理が上手で、俺よりも愛する人がいて……いいね」
もう、
潤さんが俺を愛してくれてるのかわからない。
「潤さん、本当にバイバイだね」
「和也、違うんだよ」
「違う?俺よりも愛する人がいるのに?」
潤さんが傷付く言葉を、
嫌なのにどんどん放っていく。