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Transcribe the Imagination

第25章 *Cameras and lights

「二宮、写真の宿題を出せ」
「やってないので、出せません」

知らない内に、冬休みが終わっていた。

「あ、国分先輩」
「なんだよ」
「あけおめです♡」

飛びっきり可愛い笑顔を魅せる。

「……写真は」

駄目だ。
通用しなかった、と肩をガクリと落とした。

「いい加減にしろ、撮れ、撮ってこい」
「えぇー、めんどーい」

机にダラーンと突っ伏す。

「終わったら休暇をやろう」
「え!マジで?国分先輩マジ神ー♡♡」

机越しに国分先輩に抱きつく。

「今から言う課題を、一ヶ月以内にやれよ。
余った分だけ休暇をくれてやる」

「て、ことは一日で終わったら他は全部休んじゃっていいの!?」

国分先輩は腕を組みながら、無言で頷いた。

「やったーー!」

やっぱり国分先輩は、神だと思った。
だから、拝んだ。

「拝むな」
「マジ国分先輩神」
「あ、相葉」
「え♡」

顔を上げると、いなかった。

「ははっ、嘘だよ~」

……神なんかじゃなかった。拝み損だった。

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