Transcribe the Imagination
第27章 ♡Indirect kiss
「「え?遊園地?」」
親友の翔ちゃんと幼馴染のニノと、
いつものファミレスに来ていた。
「そう…ドタキャンされた……」
翔ちゃんには恋人がいる。
「へー、それはまた残念」
ストローでメロンソーダを啜るニノ。
と、項垂れる翔ちゃん。
「これで三回目だよ…」
「もう破局も近いんじゃないの?」
「ちょっ、ニノ、可哀想だよっ」
ニノは昔から、
人にズカズカ物を言う癖がある。
それを俺はずっと止めてる訳で…。
「遊園地のチケット、やるよ」
「「え?」」
リアクションが被る。
「俺、もう要らねえから」
「で、でも」
「え、くれんの?あざーす」
ニノはお構いなしに、
チケットを翔ちゃんの手から奪う。
「あれ?これ、ペアじゃん」
「そりゃそーだろ、デートなんだから」
翔ちゃんが拗ねたみたいに唇を尖らせた。
「あ」
翔ちゃんがニコニコしながら、俺を見た。
「お前ら、二人で行けば?」
「ちょ、翔ちゃん!悪ノリはやめ――」
「ノッた!」
ちょっと、ニノまでっ。
親友の翔ちゃんと幼馴染のニノと、
いつものファミレスに来ていた。
「そう…ドタキャンされた……」
翔ちゃんには恋人がいる。
「へー、それはまた残念」
ストローでメロンソーダを啜るニノ。
と、項垂れる翔ちゃん。
「これで三回目だよ…」
「もう破局も近いんじゃないの?」
「ちょっ、ニノ、可哀想だよっ」
ニノは昔から、
人にズカズカ物を言う癖がある。
それを俺はずっと止めてる訳で…。
「遊園地のチケット、やるよ」
「「え?」」
リアクションが被る。
「俺、もう要らねえから」
「で、でも」
「え、くれんの?あざーす」
ニノはお構いなしに、
チケットを翔ちゃんの手から奪う。
「あれ?これ、ペアじゃん」
「そりゃそーだろ、デートなんだから」
翔ちゃんが拗ねたみたいに唇を尖らせた。
「あ」
翔ちゃんがニコニコしながら、俺を見た。
「お前ら、二人で行けば?」
「ちょ、翔ちゃん!悪ノリはやめ――」
「ノッた!」
ちょっと、ニノまでっ。