Transcribe the Imagination
第27章 ♡Indirect kiss
さっきまで俺が銜えていたストローを何の躊躇もなくニノは銜えた。
驚いてる俺を不思議そうに見ていた。
「飲まないの?」
そう言うニノの唇がどうも色っぽく見えてしまって困った。
首をブンブン横に振ると、
ニノは「振りすぎ」と笑った。
俺は意を決して、
さっきまでニノが銜えていたストローをパクっと銜えてコーラを喉に流した。
回し飲みなんてずっとしてきたのに。
なんでこんなにドキドキしちゃうのかな…。
ニノの雰囲気がちょっと違うから?
「雅紀」
「ん?」
「次はお化け屋敷行こうよ」
「そうだね」
俺らは怖がりなくせにお化け屋敷に入ってしまう。
これは中学生の時も同じだった。
「ここはあんまり怖くないって」
「お化け屋敷はどこでも怖いでしょ」
ぷぅ、と頬を膨らますとニノが微笑った。
なんかいつもよりも優しい笑い方だった。
「じゃ、行こうか」
「うん」
当たり前のようにニノは、俺の手を握った。
俺もそれを受け入れた。
青かった空がだんだんと橙色に変わってきた。
赤い日が観覧車を照らしていた。
驚いてる俺を不思議そうに見ていた。
「飲まないの?」
そう言うニノの唇がどうも色っぽく見えてしまって困った。
首をブンブン横に振ると、
ニノは「振りすぎ」と笑った。
俺は意を決して、
さっきまでニノが銜えていたストローをパクっと銜えてコーラを喉に流した。
回し飲みなんてずっとしてきたのに。
なんでこんなにドキドキしちゃうのかな…。
ニノの雰囲気がちょっと違うから?
「雅紀」
「ん?」
「次はお化け屋敷行こうよ」
「そうだね」
俺らは怖がりなくせにお化け屋敷に入ってしまう。
これは中学生の時も同じだった。
「ここはあんまり怖くないって」
「お化け屋敷はどこでも怖いでしょ」
ぷぅ、と頬を膨らますとニノが微笑った。
なんかいつもよりも優しい笑い方だった。
「じゃ、行こうか」
「うん」
当たり前のようにニノは、俺の手を握った。
俺もそれを受け入れた。
青かった空がだんだんと橙色に変わってきた。
赤い日が観覧車を照らしていた。