Transcribe the Imagination
第28章 Transcribe the Imagination
「ねえ、翔ちゃん。俺さ男が好きなんだよね」
目の前でビールを飲む友人が言った。
「……はぁ!?」
後ろに退けたから椅子が音を立てた。
「びっくりした?」
ニシシっと笑う。
「びっくりしすぎて、腰抜けた……」
椅子の上で脱力してしまった。
「ふはは!翔ちゃんサイコー!」
ベシベシと体を叩かれる。
「もう不意打ちとかやめろよ…」
「それほどかしこまるようなことじゃないし」
「いやいや、かしこまれよ」
高校時代の同級生、二宮和也。
ずっと仲がよくて24になった今でも会ってる。
「ま、そういうことだから」
「うん……」
「んれ?彼氏いる?とか訊かないの?」
「訊かねぇよ……」
唇を尖らせながらブーブー言う和也。
「じゃ、いるの?」
「いないよ」
「じゃ訊かせんなよ」
「俺は空いてるからいつでもウェルカム♡」
「いらねぇ、その情報」
ホモ発言をしてから約10分。
何事もなかったように事が進んだ。
目の前でビールを飲む友人が言った。
「……はぁ!?」
後ろに退けたから椅子が音を立てた。
「びっくりした?」
ニシシっと笑う。
「びっくりしすぎて、腰抜けた……」
椅子の上で脱力してしまった。
「ふはは!翔ちゃんサイコー!」
ベシベシと体を叩かれる。
「もう不意打ちとかやめろよ…」
「それほどかしこまるようなことじゃないし」
「いやいや、かしこまれよ」
高校時代の同級生、二宮和也。
ずっと仲がよくて24になった今でも会ってる。
「ま、そういうことだから」
「うん……」
「んれ?彼氏いる?とか訊かないの?」
「訊かねぇよ……」
唇を尖らせながらブーブー言う和也。
「じゃ、いるの?」
「いないよ」
「じゃ訊かせんなよ」
「俺は空いてるからいつでもウェルカム♡」
「いらねぇ、その情報」
ホモ発言をしてから約10分。
何事もなかったように事が進んだ。