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サクラチル

第2章 2つ、甘くないアマイ時間


「なに怯えてんの?昨日あれだけ俺に鳴かされたくせに」



は?

何言ってんの、こいつ………?


回らない頭がその一言をきっかけにフルで回りだす。

俺に、鳴かされたって………

え?


恐る恐る彼を見つめる。

面倒くさそうに私に視線が向けられる。


なに、

すっごいイケメン……。

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