テキストサイズ

あなたの、、、

第1章 始まりと終わり

コンパをしては出会いを期待して

いざキスをしようと思うと別れた彼女を思い出してしまう

それはこの女が消してくれるのか?と比べてしまう自分がいる

日常生活も張りがなくなり
どこか冷めた自分を作り上げている

それでたまに良いことがあると世の中捨てたもんじゃないと

都合のいい解釈をしてしまう

出会いかぁ…

どこで出会うんだろうな…

ハァ…

クセになったため息が夜の春風と共に吹かれていた


(とりあえず、ここにいても仕方ない、帰るか…)

重い腰を上げ別れた彼女の携帯のメモリを見ながら

ゆっくり歩きながら部屋に戻った

部屋に戻ったら戻ったで

壁やそこらじゅうにある写真やプリクラを見ては悲しむ

いや

辛いだけだ


迷う俺

捨てる?

残す?

そう考えてもまた辛い

やはり捨てよう

ゴミ袋を用意して

1つ1つの思い出を分別していった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ