信じて......?
第1章 *出会い.別れ.また出会う
そして。
「いいなー、五階使う人はエレベーターいいんだー。」
達哉さんをチラチラ見ながら言う。
案の定。
「え?魅桜も使っていいよー?」
「いいの!?」
「うん、俺の可愛いコのお願いならねー。あ、お願いって可愛く言ってよー。」
「はぁ?イヤなんだけど。」
「えー、じゃあ、エレベーターは、禁止「待って!」」
「んー?」
「エレベーター、私にも、使わせて...?お願い、達哉さん...。」
できる限りの笑顔で言ってみる。
「はぁーい、良くできましたぁー。」
「じゃあ、使っていい?」
「うん、いっぱい使ってー。で、たまに、ここに来てー?」
首をかしげながら可愛く言う。
くそ、ワザとだろ、この人...!
「わかった!」
笑顔で了解してしまうじゃんか。