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Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋

第1章 1



以前から狙っていた叔母の所有するマンションに空き部屋が出た

好立地の物件で、都心にある勤め先の会社からもほど近い

舞い上がった雛は今まで住んでいたマンションをさっさと引き払うと、早速引越しを始めた

引越しと言っても大きな荷物はベッドと冷蔵庫、洗濯機くらいのものだ
新居には作り付けのクローゼットがあるのでクローゼットは思い切って捨てた
後日運んでもらえるよう業者に手配して、少ない荷物をいそいそと新居に運び込む
あまりお洒落に興味のない、いや、お金をかけない雛は身軽なものだ

「あんた、誰だ?」

「は?」

「掃除を依頼した覚えは無いが、あんた、部屋番号間違えてないか?」

「そ、掃除って、私はこの部屋の者ですが、あなたこそ部屋番号間違えてませんか?」




なんと、部屋には見知らぬ男が陣取っていた

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