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Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋

第11章 11



「お前、リビングで何やってんの?」

真顔で問いかけられ、右手で胸を、左手でビキニラインを隠しながら下を向いてもじもじしている雛

「雛、こっち向いて」

「……」

「見せてくれないの?」

「いやっ」

「せっかく着替えたんだろ?」

「だめっ」

「前は平気でうろついてただろ?」

「そうだけど…」

「雛、俺のこと、嫌い?」

「き、嫌いじゃない、です」

「俺のこと、好き?」

更に下を向いてほんの僅かに頷く雛

「これ、俺のため?」

ためらいながらもコクリと頷く
もう、耳まで真っ赤になった雛

「雛、キスして」

「か、係長…」

「駿、だろ?」

しばらく俯いたまま戸惑っていたが、これで許してもらえるならばと、つま先立ちで背伸びをした雛の唇が遠慮がちに駿の唇にちゅっと触れる

「雛、可愛い」


しばらく俯いたまま戸惑っていたが、これで許してもらえるならばと、つま先立ちで背伸びをした雛の唇が遠慮がちに駿の唇にちゅっと触れる

「雛、可愛い」

くすっと笑うと、雛の両手首を掴み壁に押さえつけてしまった
そのまま雛の唇に触れるだけのキスを繰り返す
何度も何度もキスを繰り返すと力の抜けてしまった雛を見て、頭を撫でるとクスクス笑いながら自室へ行ってしまった

パタリと閉まるドアの音ではっと我に返る雛

え?
置き去り?
うそ、ちょっと、おーい、係長ー、マジですかー

しかも笑ってた?
もしかして…
か、からかわれた?

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