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Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋

第8章 8



「ただいまぁ…」

係長、寝てるのかな
雛は駿の部屋をノックする

「係長? 具合はどうですかぁ… 買い物して来たので何か作りますけど、食べたいものありますか… 係長?」

返事が無い…
んー、どうしよ…

しばらくドアの前で突っ立って思案していたが…
ええいっ、仕方ないっ

「係長、開けますょー… 」

部屋を覗くと駿はベッドで寝ていた

「失礼しまぁす」

そっと近付くと汗びっしょりでぐったりとしている
額に手を当ててみる

うわぁ、すごい熱、どうしよう…

そうだ、とにかく着替え、着替え

が、いくらガサツな雛でも勝手に他人のクローゼットを開けるわけにもいかない

……そうだっ!

洗面所の全自動洗濯機から駿の部屋着を取り出すと駿の部屋へとって返す

「係長、ちょっと失礼しますね」

流石に下着までは無理なのでそこは我慢してもらうことにした

ぐったりした駿を何とか新しい部屋着に着替えさせると、冷たいタオルと買って来たペットボトルを持って来た

タオルを頭に乗せ、水分補給させないといけないのだが

さて、どうしよう…


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