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愛してるって伝えたい

第3章 きっかけ


きっかけは、2人で業績管理の表を作成しているときだった。



営業所にある小さな会議室で、パソコンにひたすら数字を打ち込む作業をしていた。



「ごめんね、黒崎さん。帰るところだったのに」



「大丈夫だよ!どうせ暇だったし」




時間は8時過ぎ。たまたま営業所の近くのお店に用事があって歩いていたら、池田くんと鉢合わせた。



仕事が終わらないという話だったので、少し手伝うことにした。




もちろん他の人相手なら手伝わなかっただろうけど、池田くんだから…


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