テキストサイズ

愛してるって伝えたい

第3章 きっかけ


バーの外に出ると、6月の蒸し暑さがむわっと広がる。



「あ、あついね…」



そう言って顔を見上げると、目があった。




だめだ、また逸らせない…



「あ…」



何も言えなくなる。





見つめあったまま時間が過ぎる。




「黒崎さん…」



優しい声で私の名前を囁くと、彼は私にキスをした。



驚きすぎて声が出ない。すると池田くんはもう一度、深いキスをしてきた…





ストーリーメニュー

TOPTOPへ