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愛してるって伝えたい

第4章 過ち


涙が出ないように、手を握る。



その瞬間、携帯が光る。


画面を見ると



「長谷川量」の文字。




「…もしもし…」



「梨花?今どこにいる?」



「会社の近くの駅。量くんどうしたの?」



長谷川量は私が10代の時から仲がいい男友達。



今は医者をやっている。



私は彼に対して一度も恋愛感情を持ったことがないけど、周りからずっと不思議がられている。



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