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愛してるって伝えたい

第6章 平日


もうどうだっていい。


仕事に打ち込もう。


もしくは芸能人の追っかけでもしてみようか。



何か別のことを考えよう。


とりあえず、業績管理の仕事の手伝いはする。


ただ、それだけ。




夕方仕事に区切りをつけて、営業所に向かった。



営業所は今日は人がほとんどいなかった。



奥の部屋で、池田くんがせっせと模造紙を運んでいた。



「黒崎さん。ありがとう」



この前と変わらない笑顔。



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