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愛してるって伝えたい

第6章 平日


駅で電車を待つ間、池田くんの顔を見上げる。


たまらなく愛しい。


少しでも沢山触れたくて、胸に顔をうずめる。



快速電車が目の前を通り過ぎていく。



池田くんは私をさらに引き寄せて、頭に優しくキスをした。



もう一度見上げると目が合った。



その瞬間、もう止められなかった。


唇を重ねた私たち。



人目も憚らず、何度も、何度も。



そのまま電車に乗り込む。私たちは普通の恋人のように見えるだろう。



幸せで甘い関係。



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